Company 企業情報
Company 企業情報
我が国の素材・化学産業は全産業の中でも特に主要な比率を占める重要な産業であり、多くのイノベーションが日本企業から創出され、他の産業の発展を支えてきました。事実、グローバルにおける日本の素材・化学企業の位置づけは昨今のエレクトロニクス製品市場の隆盛に伴い大きく向上し、これら日本企業の市場は過去十年間で二倍以上にも成長しています。しかしその一方、多くの企業が偏った収益構造となり、新たな事業の創出と収益構造の転換を迫られています。
このような中、私たちはユニバーサル マテリアルズ インキュベーター(UMI)を設立しました。UMIは「優れた素材・化学企業の育成を通して、日本の技術力を強化し、世界に通用する産業構造を醸成する」というビジョンの下、日本企業やアカデミアが保有する、将来の産業の礎となるような優れた技術・事業とそれらを担う人材の育成に貢献し、この産業における新事業創出のプラットフォームを提供したいと考えております。
ファンドの設立は、このプラットフォーム構築の為の最初の一歩となります。新規事業創出の道のりは決して平坦なものでは無く、多くの素材・化学産業をはじめとする皆様の協業があって初めて成立するものです。ファンドの運営を通じ、皆様と共に日本の素材・化学産業の変革と成長に貢献が出来れば幸いです。
Representative Director
Managing Partner
木場祥介 Shosuke Kiba
豊田通商株式会社に入社後、トヨタ自動車株式会社出向を経て、機能性材料分野における新規事業の立ち上げと、素材系ベンチャー企業への投資、グローバル展開支援に従事。2012年に株式会社産業革新機構(現・株式会社INCJ)に入社後、素材・化学チームを立ち上げ、UMIを企画の後、2016年4月よりUMIに正式参画。2023年4月より総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の戦略的イノベーション創造プログラム第3期(SIP第3期)プログラムディレクター(PD)。早稲田大学大学院理工学研究科、東京農工大学大学院生物システム応用科学府修了。博士(工学)。
Partner
山本洋介 Yosuke Yamamoto
JSR株式会社に入社後、経営企画部にて中期経営計画など戦略立案業務やCVC活動の立上げ・投資実行、JSR Micro NV(電子材料欧州拠点)にて管理部門長を務めた他、株式会社医学生物学研究所 戦略推進部長としてPMIマネジメントや事業開発活動に従事。2017年4月にUMI参画。慶應義塾大学経済学部卒、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了。
Partner
児島宏之 Hiroyuki Kojima
1985年味の素株式会社入社。微生物を用いた物質生産の技術開発、工業化、新事業開発に従事。1997年ユーロリジン社(フランス)。2005年味の素ジェネティカ株式会社(ロシア)副社長。2015年常務執行役員 アミノサイエンス事業副本部長、バイオ・ファイン研究所長。2019年専務執行役員 研究開発企画部長、2020年専務執行役員、CIO(Chief Innovation Officer)。2021年味の素株式会社アドバイザー。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。
Partner
山口十一郎 Juichiro Yamaguchi
1977年住友金属工業株式会社入社、和歌山製鉄所にて耐食材料の開発に従事。1989年外資系企業に転じ、米国レイケムコーポレーション日本法人入社、セールス、マーケティングに従事。1998年英国RSコンポーネンツ日本法人社長、2004年米国キャボットスーパーメタルズアジアプレジデント、2007年仏国サンゴバンパーフォーマンスプラスティックス日本代表を歴任。2014年PEファンドカーライル傘下のシーバイエス株式会社CEO、2018年UMI傘下のアドバンストマテリアルテクノロジーズ株式会社CEOを歴任。東京大学工学部・マサチューセッツ工科大学大学院修了(材料工学・修士)。技術士(金属部門)。
取締役会長
渡部晃 Akira Watanabe
1983年日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。新生銀行常務執行役員金融市場部門長、銀行グループの監査役を経て、2016年6月株式会社アプラスフィナンシャル代表取締役社長就任。同社相談役を経て、現職に就任。
銀行グループ在籍時は、市場関連業務・ガバナンス関連業務・コンシューマー業務等に従事。東京大学法学部卒業。
取締役
上釜健宏 Takehiro Kamigama
1981年東京電気化学工業株式会社(現TDK株式会社)入社。HDD用Head事業に従事。1988年香港出向、以降18年HDD用Headを世界シェアトップに育てる。2002年執行役員、2006年代表取締役社長、2016年代表取締役会長就任。M&Aにより事業の収益力強化と事業領域の拡大に貢献。現在、オムロン株式会社、ヤマハ発動機株式会社、ソフトバンク株式会社社外取締役。長崎大学工学部卒。
取締役
半田力 Tsutomu Handa
1978年通商産業省(現在の経済産業省)入省。在ドイツ日本大使館、鉄鋼課課長、消費経済部長等を経て、2005年独立行政法人中小企業基盤整備機構総務・企画担当理事、2007年一般社団法人電子情報技術産業協会代表理事、2015年シャープ株式会社取締役常務執行役員に従事。2016年TDK特別顧問、2017年山九顧問、2020年一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構代表理事等に就任。内外の産業事情に精通。
監査役(和田会計事務所 代表)
和田芳幸 Yoshiyuki Wada
クーパース アンド ライブランド、監査法人中央会計事務所、中央青山監査法人の代表社員、事業開発本部長、事業開発担当理事、中央青山フィナンシャルサービス代表取締役(兼務)、中央青山コンサルティ ング取締役(兼務)、太陽有限責任監査法人代表社員を経て現在に至る。和田会計事務所代表、中央大学商学部会計学科卒、公認会計士。
技監/投資評議委員長
上ノ山智史 Satoshi Uenoyama
1980年積水化学工業株式会社入社。水無瀬研究所配属以降一貫して研究開発及び新規事業立ち上げに従事。特にメディカル分野、機能性材料分野担当。1990年から5年間綜合開発室に於いて全社研究開発・技術行政を担当。1999年水無瀬研究所長、2009年執行役員、2014年取締役専務執行役員 R&Dセンター所長、全社研究開発管掌を歴任。東京大学工学系研究科工業化学専門課程修了。
投資評議委員
林 隆一 Ryuichi Hayashi
デュポンジャパン入社後、研究開発やマーケティングマネジメントを経験、執行役員時に技術開発本部設立。常務執行役員インダストリーバイオサイエンス事業部等管掌。現在、株式会社巴川製紙所取締役常務執行役員、広島大学デジタルものつくり教育研究センター長特任教授(兼務)、文部科学省科学技術・学術審議会臨時委員(兼務)、芝浦工業大学客員教授。東京工業大学卒、工学博士。
投資評議委員
表 利彦 Toshihiko Omote
1983年日東電気工業株式会社(現日東電工)入社。研究者、研究開発部長、ビジネス部長を務める。 2009年から2018年にかけてCTO、CIOとして日東技術に深く関わった任務を遂行。専門は高機能性高分子の分子設計、合成、物性評価。 2018年5月以降米国サンノゼに駐在、Nitto Executive Fellowとして社内外の強力な技術を融合させ、新たなビジネスチャンスの探索と創造を行う。千葉大学自然科学研究科修了。博士。
当社はESG課題を組み込んだ投資活動を行っており、2021年6月にPRI署名機関となりました。
<当社がPRIを通じて賛同を表明している主な協同エンゲージメント>