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2016.09.26
MedVenture Partners株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大下創、以下「MPI」)、ユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:月丘誠一、以下「UMI」)と株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、素材・医療機器分野におけるオープンイノベーションと投資活動の推進を目的として連携協定を締結しました。
INCJ では、日本におけるベンチャーエコシステムの確立に向け、シード・アーリーステージの有望なベンチャー企業に対して投資を行うとともに、投資後のハンズオン支援にも取り組んでいます。これと併せて、次世代を担う起業家やベンチャー企業を幅広く調査し選定を行うため、INCJ と投資活動について考えを一にする中立的な協業パートナーに対して、戦略的LP 投資を行ってきました。
このINCJの戦略的LP投資の中でも、MPIとUMIは産業界に根差したベンチャーキャピタルを標榜しているのが特徴です。MPIは医療機器産業において、またUMIは素材・化学産業において、アカデミアから大企業までの広範なネットワークを有し、専門知識を有するスペシャリストを配することで、それぞれの産業に最適なインキュベーション・エコシステムの確立に向けて投資活動を行っています。INCJはMPI、UMIが運営するファンドに対して、それぞれ44億円、60億円を上限とするLP投資を決定しています。
昨今、多くの革新的な医療機器にはユニークな素材技術が使われており、素材・化学産業にとって医療機器産業は、エレクトロニクス・自動車に次ぐ大型アプリケーション産業として注目されています。一方で、両産業間における交流は未だ十分とは言えず、より密なコミュニケーションが必要とされています。そこで、今回の連携協定では、MPI、UMI双方が有する専門的知見と産業界のネットワーク、そしてINCJが有するオープンイノベーションの知見を活用し、三社間で相互に連携することで、医療機器産業と素材・化学産業を超えてイノベーションエコシステムの形成を目指します。
INCJは今回の連携を通じ、医療機器産業と素材・化学産業のニーズとシーズを結び付け、医療機器×素材化学という新産業分野において、新たな付加価値を産むイノベーションの創出を図ります。さらに今回の連携をきっかけに、戦略的LP投資を通じた産業界の連携と新事業創出の促進に加え、産業の成長を支える大企業やアカデミア、ベンチャー発シーズの継続的なインキュベーションやイノベーションの基盤を、より一層強化することを目指します。