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2018.03.26
ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(以下「UMI」)(本社:東 京都中央区、代表取締役 月丘誠一)が管理運営を行うUMI1号投資事業有限責任組合(以下「UMIファンド」)、森六ホールディングス株式会社(以下「森六HD」)(本社:東京都港区、代表取締役 三輪繁信)、リファインバース株式会社(以下「リファインバース」)(本社:東京都中央区、代表取締役社長 越智晶)および名古屋中小企業投資育成株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長 髙橋治朗)は、画期的な炭素繊維リサイクル技術を有するカーボンファイバーリサイクル工業株式会社(以下「CFRI」)(本社:岐阜県可児郡御嵩町、代表取締役 板津秀人)の第三者割当増資を引き受け、同社の今後の設備投資等の成長資金として6億円の出資を行うことを決定しました。これに併せ、株式会社日本政策金融公庫(本社:東京都千代田区、代表取締役総裁 田中一穂)はCFRIに対し資本性ローンを含む2億円の融資を行うことを決定しました。尚、今回の第三者割当増資による資金調達では、すでにCFRIに出資している三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 半田宗樹)が管理運営する投資組合も参画することが決定しています。これによりCFRIは総額8億円の資金調達に成功しました。
CFRIは伝統的な美濃瓦の焼成技術を応用することで、世界でもトップレベルの効率性を有する炭素繊維のリサイクル技術を確立しました。この技術により、同社はこれまで再生が難しいとされた航空機の製造工程から出る廃材等から効率的に炭素繊維のみを取り出す事に成功しました。得られたリサイクル炭素繊維は、高品位な状態を保ったまま、様々な軽量化部材への適用が試みられています。同社のリサイクル炭素繊維は、近年の自動車や航空機の軽量化ニーズを満たす、安価で高品位な製品となる事が期待されます。CFRIは今回調達した資金により、今後の量産スケールアップ検証の為の設備投資、研究開発そしてマーケティング活動を推進します。
UMIは、CFRIに対して今後の生産技術や量産化技術の確立と高度化を推進するために必要な資金を提供するとともに、社外取締役等・経営サポートメンバーの派遣、事業開発体制の強化等の経営サポートを行います。また、共同投資家である森六HD、リファインバースと共に、様々なパートナー企業との協働体制構築を支援することにより、期待が高いリサイクル炭素繊維の早期実用化を後押しします。