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2022.05.25
素材・化学産業に特化したベンチャーキャピタルである、ユニバーサル マテリアルズ インキ ュベーター株式会社(以下「UMI」)(代表取締役:木場 祥介)は、新たにUMI3号投資事業有限責任組合(以下「UMI3号ファンド」)及び UMI3号ファンドの姉妹ファンドとしてUMI3号脱炭素投資事業有限責任組合(以下「UMI脱炭素ファンド」)の募集を開始しましたので、お知らせいたします。最終的なファンド総額はUMI3号ファンドが200億円、UMI脱炭素ファンドが30億円の総額230億円を予定しています。
日本の素材・化学産業は、製造業全体における出荷額や付加価値額の比率が他の産業を圧倒しており、これまで多くのイノベーションが日本企業から創出され、他の産業の発展を支えてきました。しかし、他の産業に比べて足の長い研究開発期間が必要であることに加え、これらを支える多額の資金や、事業推進のために専門的知識を有する人材が必要であることから、アカデミア、ベンチャー、大企業等が有する将来有望な萌芽期の技術・事業と最適なパートナーのマッチング、事業化が難しいという課題があります。
UMIは、これらの課題を解決する為、2016年1月に最初の運営ファンドであるUMI1号投資事業有限責任組合(以下「UMI1号ファンド」)を立ち上げ、2019年4月にはUMI2号投資事業有限責任組合(以下「UMI2号ファンド」)を設立しました。これまで900件を超える案件発掘を行い、UMI1号ファンドでは12件に投資し、UMI2号ファンドでは13件に投資しています。素材・化学産業の事業化において課題となる、多額の資金が必要な製品開発から生産技術のステージに、UMIは適切なリスクマネーの供給とハンズオンによる経営支援を行っています。加えて、量産のステージでは、ベンチャー企業が大企業のリソースを有効活用出来るよう、積極的な連携を図っています。
UMI3号ファンドでは、UMI1号ファンド、UMI2号ファンドに引き続き、素材・化学産業のベンチャー、アカデミア、大企業が保有する優れた技術や新事業に着目し、これらの受け皿となり積極的な事業化の支援を行う、素材・化学産業における新事業創出プラットフォームの確立を目指します。特にUMI3号ファンドでは、姉妹ファンドとしてUMI脱炭素ファンドを立ち上げ、素材・化学の技術がキーソリューションとなることが多い脱炭素分野への技術・事業への投資を強化し、素材・化学産業以外の事業会社の参画も促すことで、産業を超えたイノベーションの創出を期待します。また、UMIは2021年6月に国連の責任投資原則(UN PRI)の署名機関となり、UMI3号ファンドは、ESG課題を考慮した投資活動を進めてまいります。さらに、日本、アジアを機軸にグローバルな新事業創出を目指してまいります。
UMI3号投資事業有限責任組合(「UMI3号ファンド」)概要
設立時期:2022年9月1日
目標募集額:200億円(上限)
運営期間:10年間(最長2年間の延長可能)
投資対象ステージ:事業ステージ2(製品開発)からステージ3(生産技術)
投資領域:素材・化学に関する技術を競争力の源泉とする環境・エネルギー(※)、食糧・農業、ライフサイエンス、電子・情報、モビリティ分野の事業、及び、素材・化学分野の開発にかかる共通基盤技術
※姉妹ファンドであるUMI脱炭素ファンドの投資案件に並行投資を行う
UMI3号脱炭素投資事業有限責任組合(「UMI脱炭素ファンド」)概要
設立時期:2022年9月1日
目標募集額:30億円(上限無し)
運営期間:10年間(最長2年間の延長可能)
投資対象ステージ:事業ステージ2(製品開発)からステージ3(生産技術)
投資領域:素材・化学技術を競争力の源泉とする環境・エネルギー分野の事業
本資料は情報提供を目的に作成されたものであり、何らかの取引を誘引又は取引の申込みをすることを目的としたものではありません。